司法書士とは
司法書士とは,司法書士法に定められている国家資格です。司法書士の主な仕事は,登記申請の代理業務です。不動産の売買や不動産に抵当権を設定した場合など,不動産登記申請が必要となってきます。また,会社を設立した時は商業登記申請が必要です。司法書士は,こういった様々な登記申請の代理業務をします。
司法書士は,訴訟代理業務も行えます。ただし,法務大臣の認定のある司法書士で,簡易裁判所に限りとの限定つきです。しかし訴訟代理ができなくても,裁判所に提出する書面の作成は,司法書士でも代理作成できます。
最近では,クレジットローンなどの多重債務の問題を抱える人が増えています。そういった人たちからの相談にのるなど,司法書士は身近な法律の専門家として,活躍の場は多岐にわたります。
司法書士は,司法試験や公認会計士の試験に比べれば,難易度が落ちますが,それでも取得するには難関の資格です。
司法書士の資格を持てば,就職や独立するにも大変有利といえるでしょう。
司法書士試験
司法書士の資格を得るためには,司法書士試験に合格する必要があります。
司法書士試験の受験資格は特になく,誰でも受験できます。司法書士試験の筆記試験は7月に行われ,試験科目は,
(1)憲法,民法,商法及び刑法
(2)不動産登記及び商業登記に関する知識
(3)供託ならびに民事訴訟,民事執行,民事保全に関する知識
(4)その他司法書士の業務を行うのに必要な知識
となっています。試験は(1)(3)(4)については択一式のみ,(2)については,択一式及び記述式です。
司法書士試験の口述試験は,筆記試験に合格した者(及び筆記試験免除者)が受験できます。筆記試験合格した者が口述試験に不合格だった時は,翌年の筆記試験は免除されて,口述試験だけを受けることになります。口述試験は10月に行われ,試験科目は筆記試験と同じです。
司法書士試験の合格率は,毎年3%未満と大変難関な試験です。司法書士の資格を取得したい人は,効率よく勉強して試験に備えたいものですね。